再入荷!
Martyrvoreにドラマーとしても参加するThe Corpse氏によるUS発ヨーロピアンオカルトブラックメタル崇拝プロジェクトCemetery LightsのBlack & Violetな2nd Tape EP!
1stに引き続きイタリアンカルトブラックメタルMortuary Drapeを彷彿とさせるスタイルですが、1stよりもボーカルがパワフルになっていて引き締まった印象です。
ギタープレイのバリエーションが増えてアルペジオや長尺のギターソロなどを大胆に導入。荘厳さと胡散臭さが増している!
特にバンド名を冠した2曲目とラストの6曲目は圧巻!
アタック感ゼロの危うげで物哀しいアルペジオを聴いていると、霧に包まれた墓地、離れ小島のボロボロの教会で行われる秘密の黒ミサが脳裏に浮かばないはずはありません。
本家Mortuary Drapeは一本調子なドラムに乗る華麗でテクニカルなギターが素晴らしいのですが、Cemetery Lightsはギターが本当にシケシケで勢いも音数もない分センスと妖しさが凝縮されています。
Mortuary Drapeからの影響抜きに語れる作品ではありませんが、パクっているわけではない!
テンポチェンジ、変拍子、ボーカルの入れ方などエッセンスを取り入れているだけ。
Mortuary Drapeの個性は各メンバーのテクニックや引き出しのチグハグさで生まれた突然変異だと推測しているのですが、Cemetery Lightsは1人プロジェクト。
こんな怪作を1人の頭の中で構築して形にするなんて…脅威を感じています。
現在1stアルバム製作中とのことで、個人的に2019年最も楽しみな音源の一つになりそうです。
text by MOENOS (SEX MESSIAH)