DEBACLE PATH 別冊2 「特集:ハードコア・パンクの読書」 ZINE

再入荷!

ハードコア・パンクの出版レーベル、Gray Window Press が発行する雑誌Debacle Path、久々の別冊第2号。

特集は「ハードコア・パンクの読書」として、4本の書評と座談会でパンクと本の関係を探った。

今号の目玉は「パンク本座談会」で、今年出版された、アカデミズムから発されたいろいろと疑問の噴出する書籍、『パンクの系譜学』の問題点や恣意性を、「現場」のパンクスが自分たちの経験と照らし合わせ、他の本も含めてあれこれと語る座談会を行い、その模様を掲載。「経験の音楽」としてのパンク、ハードコアを再確認する27,000 字。

また「ハードコア・パンクの歌詞を読む」のAmebixについての新しい記事と、スウェーデンにおけるパンクとアナキズムの邂逅をスウェーデンの社会学者が論じたエッセイを翻訳掲載。

A5判、中綴じ冊子56 ページ550円のお手軽版!

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内容
◆パンク本座談会―「現場」からの『パンクの系譜学』批判を中心にパンクと読書/『教養としてのパンク・ロック』を読む/プロテスト・ミュージックはパンクだけではない/『パンクの系譜学』を読む/『パンクの系譜学』で書かれない「パンク」/「Punk展」に関連して/パンクは清く正しく美しいのか/日本の「ポリティカル・パンク」には興味がない?/名前の呼び方、表記ゆれ、内容の誤り/Crass の影響の“なさ”/二種類の「パンク学者」について/ハードコア・パンクとフィクションの関係 ・座談会参加者:久保景(Deformed Existence)、黒杉研而(Deformed Existence)、 Closh(Wetnap)、 Terroreye(Kaltbruching Acideath)、鈴木智士(Gray Window Press)

◆書評
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』平山悠著/久保景(Deformed Existence)
『現代手芸考—ものづくりの意味を問い直す』上羽陽子、山崎明子編/楠間あゆ
『蠅男』海野十三著/山路健二(EL ZINE)
『サッカーと愛国』清義明著/鈴木智士

◆続・ハードコア・パンクの歌詞を読む
Amebix/Belief /黒杉研而(Deformed Existence) ―Amebix の歌詞から、首謀者バロンのTau Crossアルバムお蔵入り事件における「変節」を考える

◆読み物
スウェーデンでアナキズムとパンクが出会ったとき/マルクス・ルンドストロム ―創刊100年を超えるアナキスト紙「Brand」を元に、Ebba Grön, MOB 47, Anti-Cimexなどのバンドとスウェー
デンのアナキズムの関係を論じたエッセイ
販売価格 550円(税込)
型番 Gray Window Press