REALITY CRISIS "The World Keeps Confusing" EP

再入荷!!

名古屋巨頭REALITY CRISIS、2017年SPLIT with EXTREME NOISE TERROR以来となる2021年最新単独EPがアメリカDIY ANARCHO CRUST名門レーベルPROFANE EXISTENCEより遂にリリース!

実際は録音自体が2019年に当初予定されていた海外ツアーに向けて行われるもコロナの影響で一切が中止、延期となりようやくリリースが実現した模様!

しかし今となってそれがどうした?

初期のUK DOOM直系サウンドから今日ではツインヴォーカルとなり非常にメロディーを強調した曲が印象的なREALITY CRISISですがそのぶん格段とドラマチックに、スケールアップした爆裂ジャパニーズ・クラスティースラッシュ・サウンドが炸裂する全4曲!

特にBANDCAMPの試聴リンクには挙がってない2曲目”Personal Anarchism”はユーロ・スラッシュハードコアとジャパニーズハードコアが奇跡のマッチを遂げた名曲だと、個人的に思いつつ拳を握りしめてしまいました!

流石REALITY CRISIS、これは手に取って針を落とすしかないぜ!!

新時代に向けて放たれる彼等の不屈の叫びとサウンドが今ここに!!

以下現NŌヴォーカリストTakeski Evolstak氏、及び何とUKツアーで共演したDEVIATED INSTINCTフロントマンMID氏によるレビュー!

"Reality Crisisを初めて観たのはいつだったろうか?彼等の内の2人に会ったのは、まだ彼等がReality Crisisの前身バンドと言えるバンドを演っていた時だから、俺はおそらくReality Crisisのデヴュー・ギグを観ている。そんな彼等との付き合いは長い。もう30年以上になる。Reality Crisisのライヴは数え切れないほど観て来ているし、彼等のリリースはほぼ全て持っている。98年にリリースされた1stデモも俺の持っているカセット・テープたちの中に今もある。
彼等は結成された当初から"Crust"というモノにこだわって来た。数々のメンバー・チェンジを繰り返し、楽曲としても進化しながらも、その"Crust"というモノに対してブレることなく、彼等は今も活動を続けている。
彼等の初めてのレコードのリリースは99年にリリースされたDeformed Societyだ。本人たちは今となってはどう思っているかわからないが、Doomに影響を受けた最高の"Crust"だと俺は今でも思っている。当初はシンプルな4人編成のバンドだったが、今はツイン・ギターとツイン・ヴォーカルによる6人編成だ。当然のことながら、当初と比べるとはるかにパワフルになっている。それはサウンド面だけでなく、様々な意味に於いてである。
話しが少しズレるが、俺は1983年にパンクになった。パンクとはやるモノではなく成るモノなので、30年以上経っても俺はパンクだ。でも、過去に3回ほどいわゆるパンクのシーンから離れたことがある。そして、このシーンに戻ることになる時に何故か3回ともRealty Crisisのメンバーである真太郎が関わっている。だからというわけではないが、俺は個人的にも彼等に特別な思い入れがある。
そんなReality Crisisが3年ぶりに新作をリリースする。THE WORLD STILL KEEPS CONFUSINGと題された4曲入りの7インチだ。リリースは彼等がいつかここからレコードをリリースをしたいと思ってきたアメリカのProfane Existenceだ。俺自身このリリースに大きく関わっているので経緯は全てわかっているが、この件についてはコロナ禍が関わっているので詳しく書く気はない。でも、Profane Existenceは二つ返事でこのEPのリリースを決めてくれた。収録曲はFragments、Personal Anarchism、Lives That Resist、そしてRise Again Make You Burningの4曲だ。
Reality Crisisを聴いていつも思うことだが、彼等の曲はキャッチーである。日本語的にとらえるとキャッチーという言葉はポップなことのように聞こえるかも知れないが、そうではない。例えばRise Againの冒頭なんかは凄まじくキャッチーだ。初めてこの曲を聴いたのがいつだったか覚えてはいないが、一度でも耳にしたら忘れることの出来ない曲である。それが彼等の持つ魅力の一つなのかも知れない。この4曲入りのEPも荒々しく(まさしく"Raw"生々しい)凄まじくパワフルだがキャッチーさを忘れることの無い素晴らしい出来だ。あっ、そして忘れるところだったが騒々しい!俺にとって、おそらく最もライヴを観ている日本のハードコア・パンク・バンドの一つがReality Crisisだと思うが、このEPを聴いて、またしても彼等のライヴをすぐにでも観に行きたいと思ってしまった。俺は彼達のライヴに行くと踊り狂うのを止められないからね(笑)。
この4曲には彼等の悩み、怒り、様々な感情と、そして希望が込められている。是非とも彼等の放つこれらのメッセージを受け止めてほしい。彼等の溢れ出す感情と、生々しく荒々しい"Crust" Hardcore Punkが今のこの混沌とした時代に突き刺さる。世界は今もなお混乱している…。いかん、このEP聴いてたらまた興奮してきたわ!笑"
Review by Takeski Evolstak (NŌ)

日本激昂クラスティーREALITY CRISISによる4曲入り最新EPはその容赦ない聴覚攻撃で針が溝に触れた瞬間から突き刺さってくる作品だ。
私は幸運にも彼等の数年前の短いUKツアーでそのギグを目撃し驚愕した。この最新作には彼らのあの抑えの効かない爆発的でカオティックなライブパフォーマンスのエネルギーがそのまま詰まっていると感じた。
彼等の作品を聴くのは”Not bound by the past, We live in the present” 12インチ以来であるがその痛烈で縦横無尽なヴォーカルの応酬と一流の音作りに作詞作曲が成されたCRUSTサウンドに変わりはなく、シンガロングに最適なアンセムに思わず拳を宙に挙げ叫びをあげんばかりだ。
主要トラック”Fragments”は、絶叫RAW CRUSTの応酬の中にも古典的なパンクのキャッチーさをうまく取り入れた曲。ノイズの壁となったツインギターのリフは叫び、唸り、喉が張り裂けんばかりに絶叫するツインヴォーカルがせめぎ合うのを一層引き立たせ、残り三曲”Personal Anarchism”, ”Lives that Resist” そして”Rise Again make you Burning”の巧みなテンポの変化と共に直撃的パンチと緊張感が聴き手に襲い掛かることだろう。
痛烈な政治的歌詞と明確でパワフルでありながら相応かつRAWなプロダクション。正真正銘のCRUST傑作。
Review by Mid (Deviated Instinct)

販売価格 1,650円(税込)
型番 Profane Existence