再入荷！！

＊text by MOENOS (SEX MESSIAH)

2015年に奇跡の来日を果たしたブラジリアン・ベスチャルブラックメタルImpurityの1998-2001年にレコーディングされた3rdアルバム"Satanic Metal Kingdom”が初のLP化再発！

ImpurityはあのSarcofagoの地元ベロ・オリゾンテで88年に結成され、残虐かつミステリアスなサウンドによりブラジルのBeheritと称されていました。SarcofagoにBeheritをミックスしてさらにグダグダにして洞窟で演奏したような93年1stアルバム、Samaelなどのヨーロッピアンオカルトメタルの影響を色濃くした96年2ndアルバム、それに続いて録音された3rdアルバムはどんなサウンドになっているのかというと・・・ボーカルRam Priest以外のメンバーが全員チェンジしてImpurityらしからぬドラマティックなギターリフも取り入れられており、チェコのROOTのようでなかなか渋い！Ram Priest独特の重たく邪悪極まりない破戒僧ボーカルにマッチしています！

今回Ram Priest本人によるBaphomet Shieldデザインのジャケでの再発になっています。赤盤がとっても映えるし、メンバー写真も渋い！

この時期のライブ映像も発見したのですが、Ram Priestのカリスマ性は一貫していますね。
(この後のImpurityは来日時のメンバーでもある極悪ギタリストRon Sethの復帰により再び崩壊サウンドの魔境へ・・・)

同世代バンドのMystifier、国は違うけどNebirosとか、南米のスラッシュメタルを基盤としたところにSamaelの影響が入ってきた音というのはフェチ心をくすぐる、真性KULTな異端の儀式の音です。

ぜひバンドの歴史や時代背景も考えながら聴いてみてください！