結成は1985年、ギリシャ最古参ハードコアパンク・グループのひとつ、2019年最新フル・アルバム!
1987年には1stデモをリリース、1989年にリリースされた1stシングルがギリシャ歴史上初のハードコアパンクのレコードだったというこのグループ!
1990年代初頭にイギリスのマニアックな人物によって発行されていたRipping Thrashというファンジンがあってそのファンジンでは辺境の地のグループをよく発掘して紹介しててギリシャでもハードコアシーンが生まれつつある中注目すべきグループ、として紹介されていたのがこのグループを知ったきっかけだったんですがまさか2020年にさしかかろうとする今になって新作がリリースされるとは!
当時結構苦労して手に入れた1990年1stアルバムはかなり南米HCチックで粗削りながらやはりヨーロッパの辺境ならではの殺伐とした暗さが非常に印象的でしたが後になってこの地域のデスメタルやブラックメタルも聴くようになってこの暗さはギリシャ独特のアトモスフェリックな感覚なのだな、と認識した次第!
というわけでこのANTIDRASI 2019年最新アルバム、なにやらゴシック・メタル的なジャケットがもう既に雰囲気満点ですがサウンドはギリシャのグループに多いANTISECT、AMEBIX的なダーク・アナ―コパンクをベースにブラックメタルやその他アンダーグラウンド・メタルの要素が取り入れられつつも終始通して聴くとやはりこのグループの基本は変わらぬギリシャ・ハードコアパンクとして総括されるアトモスフェリックかつRAWな内容!
一曲目と最後の曲はブラックメタル的な疾走感のある曲ですがその後に続くメタリックで黒〜いRAW HCに母国語ですがCONFLICTばりのアジテーションがまくし立てるサウンドはちょっと日本のCROWの後期に通ずるものをワタクシは感じました!
何せまだCRUSTとかが出てくる前からやってた人達ですからスタイルに縛られないこの感覚は長くシーンに関わってきた人ならではのものかもしれません!
辺境HCマニアは勿論、アナ―コHC、スパイダーなメタルクラスト・サウンドがお好きな方にも是非体験していただきたい全10曲!
限定300枚レッドヴィニールのみでの入荷!
販売価格 |
2,750円(税込)
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型番 |
E-Records |