カナダ・ヴァンクーバー産完全初期DISCHARGE型ハードコアパンク新グループ、DESPAIR！

メンバー構成は以下の通り！

VOCALS, JOHN (ex- DODSFALLA、現GENOGEIST)
GUITAR, CB (ex-DECONTROL)
BASS, FOAT (ex-LIMB FROM LIMB, TOTAL WAR)
GUITAR,CORDIE (ex-KAITEN)
DRUMS、BRYCE (ex-KAITEN)

特筆すべきは現GENOGEISTのヴォーカリストとやはりあの元DECONTROLのギタリストが在籍している点ですね！

2015年に1stデモをリリース後遂にリリースされたこの2018年8曲入り45回転ミニアルバムはとにかくDISCHARGEの1982年名作1stアルバム”Hear Nothing See Nothing Say Nothing"のサウンドに徹底的にこだわりまくった、お好きな方にはたまらない内容！

DISCHARGEの初期のサウンドって、一聴したらシンプルなリフの反復に聴こえたりもするんですが実は一ひねりも二ひねりもしてあって単純な反復ではないんですよね！

でそんなひねり具合が作品全体に独特のうねりをもたらして何回聴いても飽きさせない傑作サウンドに仕上がっている要因のひとつともなっていると思うんですがこのDESPAIRの1stはその点が実によく研究されていると思います！

やはりBONESばりのギターソロの入るタイミングも長さも絶妙！

じゃあDISCHARGE聴いてりゃいいじゃんか！と思う方もおられるとは思いますがそこは流石、決してそうは言わせないミュージシャンシップに基づいた最高にカッコいいオリジナル楽曲で高射砲の如く最後まで重厚にブッ飛ばしてくれます！

GISMっぽいSEを用いた曲があったりするのもDECONTROL的で嬉しい限り！

ANTI CIMEX、DISASTER、DECONTROL、DISCHANGE~MEANWHILE、初期DEATHCHARGE、CLAY、SEXUAL、CROW、最近ならLANGUID、URCHIN等に続く新たな初期DISCHARGE原理主義グループの登場に今後も目が離せません！