XFAGO "Namo Naki Syura” TAPE (Ltd.66 HAND NUMBERED)

*お一人様一点の御購入にて宜しくお願い致します!

話題騒然!

そりゃこのインパクトじゃ納得するしかない東京超CULT BESTIAL BLACK METALグループによる限定66本手書きナンバリング入り1stカセット!

以下は「ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブック」著者のアウトブレイク・ショウ氏によるレビュー!

Xfagoという名前を見かけたのは昨年の秋頃だった。その名前からSarcófagoへのリスペクトが滲み出ている。Sarcófagoとは「石棺」のことで、fagoはギリシャ語起源の接尾辞で「食べる」を表すそうだ。伝説的なカルト・バンドには名前をもじったフォロワーが付き物。語源なぞ知ったことかとNecrófago、Impietyの前身Sexfago、来日を果たしたDeiphagoも改名前はDeifagoだった。そしてようやく日本でもそろそろ2020年も見えてきた頃に現れた。しかもABYSS BESTIAL SORCERER (Dr, Vo) なる人物(?)のワンマンバンド。黒装束に光る眼、そして明らかにSarcófagoのガンベルトの装いを模した縄。2017年末にはハードコア不法集会「地獄のコミュニケーション」にてオーディエンスに強烈な印象を残したのち死亡を確認。…かと思いきや今年2月にXANTHOUS ARMORED TROOPER (Gt) が「増殖」してデュオスタイルで復活。この「増殖体」の風体も実に怪しい。Sodomのカバーアートによく登場する兵隊のようにも見えるが、それより映画「狂い咲きサンダーロード」の仁であろう。ウォー・ベスチャルスタイルは見かけも重要だ。SarcófagoがSarcófagoたらしめたのは音楽性だけではないのだ。この「二体」の装いはまさにそういうことだ。
 今年はこの編成で幾度もステージに立っており知名度も鰻上りな中で、いよいよフィジカル音源のリリースが「地獄のコミュニケーション」主催の死体カセットによって実現した。カセットテープで66本リリース。最高じゃないか。そこから繰り出される音は確かにSarcófagoの南米ベスチャルの要素が基盤にあるものの、それだけではなく世紀末・Nuclear War Now!なハーシュノイズも混入したハイブリッドスタイルだと言えよう。近年はこのようなハイブリッドなスタイルがウォー・ベスチャル界隈で散見されるが、どうもこの暴力的なサウンドはいわゆるサタニックな「冒涜さ」とは異なる外連味を感じる。そしてそこにある種の普遍的なカルト性が芽生えている。ムム…この味わいはまさにカルト映画「狂い咲きサンダーロード」と同じではないか!理屈を粉々にする圧倒的な暴力。まさに「上等じゃねえよ、やってやろうじゃねえよ」なのだ。カルトなだけに人は選ぶ。但しこの駄文を読んだ上で手にした人は必ず満足することを保証する。試聴なんてしている場合じゃない。

 にしてもXfago…いったい何者なんだ…?
販売価格 648円(税込)
型番 死体カセット
在庫状況 SOLD OUT